パッシブトリートメントとは自然の力を利用して水を浄化する方法で、国内ではまだ実施例が少ないですが、浄化時の環境負荷が小さく低コストであるため、持続可能性の高い将来性のある水処理法として期待されています。 本実証試験は、2018年4月の宮崎県硫黄山噴火により水質が悪化した河川水の水質浄化と中長期的な管理を目指して行われました。石灰石を用いたパッシブトリートメントによる水浄化技術の実用化に向け、仮設中和処理施設を構築して問題点や課題に対し産学官連携で取り組みました。