試験研究所の研究成果が海外の学会・科学雑誌に紹介されました!

2017.01.17 お知らせ

技術本部第二技術開発センターの柴崎課長の研究論文が、米国の科学雑誌Geophysical Research Lettersに掲載されました(Vol.43, pp.6975-6984)。京都大学防災研究所の松浦純生教授、森林総合研究所東北支所の岡本隆チーム長との共同研究で、京都大学大学院理学研究科の社会人ドクターコースで取り組んだ研究の成果になります。

本研究では、新潟県上越市の伏野地すべりを研究対象に、晩秋~初冬に発生する浅い地すべりの発生要因を検討しています。スメクタイトという粘土鉱物を含んだすべり面粘土に温度変化を与えると、低温ほど強度(摩擦抵抗)が低下するという実験結果を得ています。このような粘土鉱物を含む地質体では、浅層の地温が季節的に低下することで浅い地すべりが発生する可能性が示唆されます。

本研究の成果は、誘因の判然としない地すべりの発生機構の解明および発生時期の予測精度向上につながる防災上の新たな知見として注目されており、アメリカ地球物理学連合(AGU)の公式サイトEOSのResearch Spotlightに紹介された他、地球科学雑誌EARTH Magazineの1月号にインタビュー記事が紹介されました。

●AGU(アメリカ地球物理学連合)の公式サイトEOSの紹介記事は、こちらをご覧ください。
●EARTH Magazineの紹介記事は、こちらをご覧ください。

地すべり面は地中に潜んでいることから通常は地面を深く掘らない限りお目にかかることができません。以下の動画でその実態をご覧になることができます。紹介記事にも使われた下記の写真はこの動画のスナップショットになります。こちらをご覧ください。

調査地の伏野地すべりの全景(対岸から)
地表で確認された地すべり面

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