国土防災技術は、土と水と緑の技術をベースに地球環境保全の総合コンサルタントとして長年研鑽を積み、令和5年5月2日には創業57年を迎えました。皆様には長きにわたりご愛顧を賜り誠に有難うございます。さらに様々な技術サービスを展開し、安全安心な社会作りに貢献してまいりますので、皆様におかれましては今後とも倍旧の御支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
代表取締役社長
相川 裕司
地球環境保全への取り組みと社会貢献
災害国日本では近年も、平成23年東北地方太平洋沖、平成28年熊本、平成30年大阪府北部、北海道胆振東部、令和4年福島県沖、令和5年奥能登等の地震・津波災害、平成23年紀伊半島、平成24年九州北部、平成25年山口島根、平成26年広島、平成27年関東・東北、平成28年北海道・岩手、平成29年九州北部、平成30年岡山・広島・愛媛、令和元年九州北部、台風15・19号、令和2年九州など、これ以降も毎年発生する豪雨による土砂災害、あるいは平成26年御嶽山、平成27年口之永良部島、箱根大涌谷、桜島、阿蘇山、平成30年白根山、新燃岳、口之永良部島などの火山噴火、その他毎年のように大小様々な災害に見舞われ、今後も局所的頻発化や大規模化の傾向が強まることが懸念されています。
弊社は、会社発足当時からこれらの社会ニーズに応えるべく、災害地への現地調査やモニタリング、試験・解析・計画および復旧対策工の設計はもとよりそれらの技術に関する研究・開発を行い、再び災害に見舞われることのない社会基盤形成に向けての環境整備に関わってまいりました。また、維持管理点検や老朽化防止・長寿命化などの社会資本整備に寄与する応用技術の提供や、さらに森林資源等を活用することにより、今まで困難とされてきたせき悪地(強酸性土壌・強塩基性土壌・塩類集積土壌・急斜面岩盤・強乾燥地等)への緑化導入技術や、植物活性剤・土壌改良剤としての「フルボ酸」量産技術の開発など、土砂移動を抑制すると共に大気のCO2削減あるいは農業支援に向けた国家的~地球的施策へも寄与しております。そしてこれまで研鑽してまいりました技術を駆使して、海外や国内地域への防災教育などの支援をいっそう強化し、近年求められているグリーントランスフォーメーションやデジタルトランスフォーメーションへの取り組みを含めた技術による社会貢献活動を続けてまいりたいと考えています。
永遠の会社に向けて
弊社の目的は、「技術で社会に貢献すること」であり、創業57年を超えた今日でも「会社を支える人材は変わろうと会社は永遠でなければならない」という創業者の固い信念を社是として、維持・継続してまいります。
令和5年10月
代表取締役社長
相川 裕司